第3章

2/2
前へ
/15ページ
次へ
ドラゴンが消え去ると、ダンジョン全体が揺れ始めた。 空は急いで出口を探し、崩れゆくダンジョンから逃げ出した。 外に出た瞬間、彼はその場に倒れ込み、青空を見上げた。 おじいちゃんの言葉が、再び彼の心に響いた。 「よく頑張ったな、空…」 涙が頬を伝う。 空は静かに呟いた。 「ありがとう、おじいちゃん…」 ダンジョンが消え、街には平和が戻った。 しかし、空の心には、炎の力とおじいちゃんの言葉がいつまでも残り続けた。そして彼は、これからも決して諦めない心を持ち続け、いつかもっと強くなりたいと誓った。 「今度は、もっと強くなって帰ってくる。おじいちゃんに恥をかかせないためにも…!」 その決意とともに、空は新たな冒険の旅に出ることを心に決めた。 彼の炎の魔法がこれからどのように成長していくのか、未来には無限の可能性が広がっていた。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加