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プロローグ
山田空は、どこにでもいるような中学3年生だった。
友達とゲームを楽しんだり、学校の勉強に追われたりしながら、平凡な日々を送っていた。
しかし、彼には人には言えない秘密があった。
それは、幼い頃からおじいちゃんに教わっていた「炎の魔法」だった。
おじいちゃんはかつて名高い魔法使いだったと言われていたが、空が小さい頃に魔法を使うのをやめてしまった。
彼がなぜ魔法を使わなくなったのか、空は知らなかったが、それでもおじいちゃんがいつも言っていた「諦めるな」という言葉だけは覚えていた。
そして、その言葉が、空の中で炎の力を強めていく。
ある日、突然、街の中央に巨大なダンジョンが出現した。
誰もそのダンジョンの由来を知らず、ただ不気味にそびえ立つその姿に人々は恐怖と興味を抱いた。
そして、冒険者たちが次々とダンジョンに挑戦するようになった。
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