雪空に蒼き燕舞う

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 彼方はあたしを支える腕に力を入れて、「僕も一緒じゃなきゃ、行かせませんけど」と、微笑った。  あたしの冷たい耳朶に生ぬるい風が言葉を伝える。  もう離れたくない、と……。  * ――fin. *
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