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「お前のようなバカにはもう勘弁ならねぇんだよ!!
もう物置きから出してやらねぇから!!
少しは反省でもしてろ!!」
まただ・・・
ただ僕は、家に帰るのが遅くなっただけだ。用事があって遅くなっただけだ。
僕は、何を反省すればいいんだろ?
ただ、僕の親は何も僕の言い訳に聞く耳を持たず、
只僕を事ある事に正座させられて説教をくどく垂れて、
時には殴る蹴るの制裁を加えられていた。
そんな時に僕は、この家の子供では無いのではないか?と思うようになった。
そして、今の様に本当に親の逆鱗に触れると、この仄暗くて直ぐに息苦しくなる物置きの奥に閉じ込められて、
何も飲まず食わずの拷問を受けて、反省を強いられる。
しかし、毎度何を反省しなければならないのか?解らない。
ただ、この分からず屋の親に服従しなければならないのか?
一度、このまま物置きに閉じ込められたら飢え死にしそうなので、ポケットに菓子を入れて閉じ込められたら親にバレて、その場で殴る蹴るの制裁を受けて、今度は全裸で物置きに再び閉じ込められた事もあった。
地獄・・・!!
これは制裁ではない。これは虐待だ!!
僕は薄々、この真実にとっくに気付いていた。
何故なら僕はこの物置きに閉じ込められて、学校にも行けない状態なので、遂に児童相談所の人が来ても親が、
「子供は病気だから帰ってくれ!」
と見え透いた嘘をつかれて返させるからだ。
誰も僕の味方は居ない・・・!!
僕はこの物置きに殺されるのか?!
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