いざ、魔法学校へ

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はてさて、花の園から引き抜かれた光太郎はヴァイツに連れられて近場の喫茶店に入る。 「あら、ヴァイツさんじゃない。いらっしゃい」 身体がふくよかな女性が声を掛ける。 この喫茶店の店長のようだ。 「やあ、予約していた席は空いてるかの?」 「もちろん」 どうやら光太郎をここへ連れて来る為に下準備をしていたようだ。 つまり、光太郎に個人的に話があるから――――と。 案内されたのは奥の部屋。 2対2で座れるソファのあるテーブル席。 向かい合う形に座る。 「ここには認識を誤認させる魔法を予め付与させておる。話をするには持って来いじゃ」 「それだけ重大な話なのか」 わざわざ人払いをし、リーヴスまで置いてきた位だ。
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