いざ、魔法学校へ

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「はいよ。お待ち」 「どうも」 「ありがとうございます…………あれ?」 注文していた品を受け取り、光太郎は首を傾げる。 「どうかしたか?」 「いや、ここの席には認識阻害の魔法を掛けてあるんだろ? どうして彼女には通用しないんだ?」 当然の疑問。 ヴァイツの腕が確かなのは原作を知る光太郎なら余計に不可思議に思う。 ああ、その事か――――如何にも何でもないようにヴァイツは告げる。 「彼女は対象から外してあるからじゃ」 さすがに店長の知らぬ間に犯罪でもされては困る。 なるほど、ヴァイツはそういう器用さも持ち合わせている訳だ。
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