発端

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「はい。狙って出来るのかは未知数ですが」 「なるほど、な」 悪い方向での変化は起こせた。 あの時はアプスーやらの手が介入していたのはあるものの、やはり光太郎、それと彼が所持するアームズという武器が理由なのは明白。 悪い方向という意味では引き起こせた事態。 ならば、光太郎が望む方向へ舵を切る事になるのも難しいだけで可能だとパーポースが断ずるのもあり得る話だ。 「ちなみに、だ。こっちが本題なんだが…………」 光太郎はそう切り出す。 この話こそが本命であったと、パーポースに前フリする。 「もしも、このままの状態で“進んでいったらどうなる?”」 懸念点として挙げたいのは今後の展開において、このズレた状態で突き進んでいったらどうなるのか。
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