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東京からつくばエクスプレスに乗り下車後小一時間歩けば
こういった風景に出会えます。まるでタイムスリップしたかのような光景。
そう四国にいかずとも沈下橋はあります。
まさに水郷茨城の魅力です。(都道府県人気度は最下位界隈うろうろ)
この橋、沼という文字がふくまれていますが小貝川にかかる
橋梁であります。
原付バイクは通れる という噂もありますが……自転車がやっとなのでは?
幅1,5メートルほどの欄干のない橋、わたしはおそるおそる歩きました。
真ん中をとにかく真ん中を。一休さんじゃありません。
めまいを起こしやすい体質で、駅のホームの端を歩くのも怖い人なのです。
加えて足元がいつも千鳥足。酒はんでないが何かに怯え浮足立っている老婆なので。
つまり橋は、いや端は危険なのです。
昭和31年に作られたという橋はわたしよりやや年寄りです。
ここに橋ができて下小目村と平沼村は助かったことでしょう。
それまで誰も橋を作ろうという気にならなかったのでしょうか?
川幅は百メートルほど。
しかし忘れてはいけません。
川は生き物のように暴れるのです。
小目沼橋にも「増水時には渡るべからず」と立札があります。
橋のたもとから窺えば土手には増水のときに運ばれてきたのであろう残骸が
醜く堆積してありました。
発砲スチロールなどがあるとげんなりします。人がひねくりだす老廃物を
川はあくまでも拒否をしているのに違いないと思うのです。
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