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リサは勉強机に向かい、ノートを広げていた。
獣医師になるため、必死に勉強する日々。
でも、そんな彼女の集中をいつも邪魔する存在が一人…いや、天使がいた。
「リサ、おでこに『チュッ』てしてあげるね。そしたらもっと集中できるよ~」
背後からガンバリエルが忍び寄り、無邪気にキスをしようと顔を近づける。
「やめろって言ってんのに!」
リサは勢いよく振り返り、ガンバリエルの顔をぴしゃりと手で押し戻す。
彼女の顔には、本気の怒りがにじんでいた。
「えぇ?だって、おでこにキスすると、君の願いを叶えるためのエネルギーが溜まるんだよ?」
「エネルギーだろうがなんだろうが、キモいんだって!」
リサは本気で怒るが、ガンバリエルはいつもニコニコしている。
それが余計に腹立たしい。
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