【普通の暮らし】

3/10
前へ
/839ページ
次へ
二人はカラオケボックスへと向かった。 「いらっしゃいませ、お客様二人ですかぁ?」 「…はい。」 「お時間は?」 「…フリータイムで。」 「では、ワンドリンク付きになりますのでお一人様735円になります。ワンドリンクは何になさいますかぁ?」 「…アイスウーロン茶二つ。」 「はい、かしこまりましたぁ。お部屋は二階の217号室になります。」 克哉が店員からリモコンを受け取り、二階へと向かった。 部屋に着き、 「なに歌おうかなぁ?」 千津が歌本を片手に歌いたい曲を探していた。 「失礼しまーす!」 店員がアイスウーロン茶を二つ持って部屋にやって来た。 「アイスウーロン茶でーす。ごゆっくりどうぞー。」 店員が部屋から出て行った。 克哉が部屋の電気を暗くした。 「千津?おいで?」 克哉がドアから死角になる場所に座り、千津を呼んだ。 千津は克哉の膝の上に乗り、克哉と見つめ合った。 「かっちゃん…♥」 千津が克哉に抱きついた。 「千津…♥」 二人は熱いキスを交した。 克哉の手が千津の洋服の中に忍び込む。
/839ページ

最初のコメントを投稿しよう!

631人が本棚に入れています
本棚に追加