【普通の暮らし】

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二人は貧乏な高校生カップルのため、いつもカラオケボックスで愛を育んでいた。 「声、出しちゃダメだよ。」 克哉が千津を下からせめた。 千津は声を出さないように克哉にしがみついていた。 「千津…」 克哉は千津のナカで果てた。 千津もほぼ同時に快楽へと導かれた。 二人がカラオケボックスから出ると夕方だった。 「俺、このあと明良達と会うから送って行けないけど大丈夫?」 「うん、大丈夫。じゃまたメールするね。」 千津は駅に向かって歩き出した。 克哉は千津と別れ、携帯を取り出しメールをし始めた。 [今から亜津子さんとこに行くね♥] 克哉は二股をかけていた。 [早く来てね♥] 亜津子は人妻。付き合って二年近くになる。 千津は気付いていない。
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