落ち着け

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落ち着け

何これご両親に挨拶にでも行くのか? 「明日パパが家に来るからその格好で来てね」 「は?いやいやア、アイラ!!両親に挨拶って聞いてないよ」「へ?だから今言ったじゃん」 「ちょっと待って落ち着いてよ」 「うん、まずは君が落ち着こうか」 頭をチョップされ 「大丈夫、大丈夫、お付き合いしてるって伝えるだけだから結婚とかじゃないからね」 そんな事言いながらしれーとペアリングを指に通され「いやいやちょっと待ってよ」 「ん?ペアリング嫌い?」 「嫌いじゃないけどさ」 「じゃあOKだよね」 「いや、そうじゃなくて」 展開が展開が早すぎるよ 「うわぁぁー~」 値札を付けたまま走ってトイレへと逃げ込んだ 「そういう訳なんだ」 「俺は今、何を聞かされてるんだ?」 トイレの個室へと引きこもり通話 「アイラなら良いんじゃねぇーか?可愛いし逆玉だしセレブだしスタイル良いし浮気にも寛容だろ?」 「えぇ!!浮気なんてしてないよ」 「は?」「ワンナイトは浮気じゃないし後、記憶に無いのも」 「うーんまぁ100万歩譲ってそうだとしようそれでも最悪お前が稼げなくてもアイラが稼いでくれるだろ」 「僕だって稼いでるよ」 「は!!八百長のレースで稼いでるって本気で言ってるのか?」 「アレはいい稼ぎだよー~」 「そろそろちゃんと考えた方が良いぞ唯人」 ブチッ、ツーツーツー 「薄情者」
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