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足首だけだと思っていた。 けれどもうどっぷり浸かっていた抜け出せないくらいどっぷりと手を伸ばしても届かないくらいユラユラ揺らめく水面が光を屈折させ 「ゴボゴボゴボ(綺麗だ)」 沈み込み目を覚ました。 乾いた空気が流れカーテンの切れ間から光が差し込みユラユラと小さくカーテンが揺れ。 風の流れは壁に張り付いたエアコンからゆっくり押し出されていた。 重たい身体を引きずるように起き上がりふと視線を落とすと彼女に巻き込まれていた僕の腕ゆっくり痺れて痛い腕を引き抜く。 布団からエアコンで冷えた身体をシャワーで温める事にした。 ベッドの下に散乱する衣服を一つずつ拾い見慣れない部屋を目にし勝手に浴室を借りる。
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