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朝食
ソファーに座りサンドイッチを摘み二人分の珈琲をテーブルに置いて背後から僕の首に纏わり付く腕「昨日は何処に泊まってきたの?」
「それが分からないんだ」
「どういう事?」
「起きたら知らない人の家でハイ」
珈琲を差し出す
「ふーん、怪しいなぁ」ごくん
「卵サンド食べる」
「うん」
彼女は、僕の手から口へと運ばれ卵サンドをほおばり僕の頬を指でなぞりペロリと舐めた。
「いってくれたら自分でとったのに」
「だーめそんなの勿体ないじゃない」
いったい何がどう勿体ないんだ?
頬についた卵サンドが
なのか?それともまぁー
いっか彼女の機嫌が悪くなければ。
珈琲を一口二口飲んでテーブルに置き庭に設置されているプールの前で上着を脱ぎプールへと飛び込んだ。
ざぶんと音をたててさっきまで骨ガムをガブガブ食べていたのに振り向き飼い主の元へとダイブ。
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