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First Kiss
「タキヤ君?話しを聞いてくれて、ありがとう」
「あぁ、気にしないで。俺も、元気もらえた。俺がお礼言わないとね。ありがとう。ほら、早く寝なよ?その分、俺が見張るからさ」
「だ、だめだよ??タキヤ君。ちゃんと寝ないと?」
「大丈夫さ。俺、夜に強いんだ。キョウマと、朝になるまで、ゲームしてるから」
「で、でも!?」
「俺、頼りないかな??」
「う、ううん!!頼りがいあるよ!!」
「なら、寝なよ。最悪、キョウマを叩き起こすから。と言っても、アイツは、寝ていないけどね」
「?なんで?」
「いや。アイツ、一度、火がついたら、止めないんだ。だから、まだ、起きてるね」
「じゃ、お言葉に甘えてもいいの?」
「うん。任せてくれ!!」
ナオが、笑顔になる。
うん。可愛いな!!
「タキヤ君。これ、あげるね?」
ナオが、俺の唇に、Kissしてくれた。
「!?」
「えへへ。私のFirst Kissだよ?嬉しい?」
「俺、First Kiss奪われたんだけど!?けど、嫌じゃないね!!!よっしゃ〜!!!!気合い入ったぞ!!!!」
「よ、良かった!!………じゃ、寝るね!?…………タキヤ君、大好き!!!!」
タタタッと、小走りしながら、ナオは、顔を真っ赤にして降りていった。
「ずるいなぁ?女の子って………」
そう、俺は、呟き、まだドキドキしながら、見張りを続行する。
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