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思い出さなくていいよ
───Side Ena.
それから数日間、私が外に出してもらえる事は無かった。
恋人らしく甘い毎日を過ごして、求めてくる直くんに私は応える。
「可愛い、絵奈ちゃん。声我慢してるの。」
両手で口を抑えても息が漏れる。
指で激しくナカを掻き乱される行為に快感は昇ってきて、首を横に振ってもやめてくれない。
「もうイきそう?」
「な、おくん…っ…!」
「可愛い…。大丈夫だよ、そのままイって。」
そう耳元で囁かれるだけで快感が押し寄せてきて駄目になる。
本当に前からこんな風にはしたなく私は抱かれてしまっていたのか。
その時間だけは直くんでいつも頭がいっぱいになって受け入れるだけで必死だった。
いつも優しく抱き締めながら行為をしてくれる直くん。
痛くないようにゆっくりと挿入ってきてくれる。
「───っ!」
「痛い…?」
「だい、じょうぶ…。」
「ん、いい子。このままくっついていようね。」
こんなに優しく甘く抱かれて、普段からも直くんはすごく優しい。
好きになってしまうのにそんなに時間はかからなかった。
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