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車椅子に乗せられ診察室にて、話を聞く所によると私は自宅のアパートの階段で落ちて頭を打ったらしい。
打ちどころが悪く記憶障害が起きてしまっているんじゃないかと。
記憶が戻るか戻らないかなんて現時点で言えることは無く、過去の思い出などに触れながら思い出していくしかないようだった。
そしてずっと傍にいてくれたあの男は私の恋人を名乗っていたらしい。
そして私には頼れる親族が居ないので自分に付かせてくれと面会時間中などはずっと傍に居たり、手続きは彼が全てしてくれたようだった。
しばらく1人で生活は困難だろうから、しばらくは恋人と一緒に過ごす事を推奨された。
記憶を失くした私からしたら赤の他人と一緒に暮らせと言われてるのも一緒だった。
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