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「てかお子様のお守りのせいで、俺の予定全部パー。本当ストレス溜まる。」
「…勝手に行けば良いんじゃないの。家に大人しくしてるし、何かあったら他にちゃんと頼むから。」
「バーカ、俺は自分の仕事しか信用してねぇし、他に頼める仕事なら俺に来てねぇんだよ。まあ、大人しくはしててほしいけど。」
そう言いながら、朔夜は欠伸をする。
真面目なんだか、なんなんだか。
掴み所のない男だとつくづく思う。
でもそっか…。昨日私が危ない目にあった時、組のために本気で怒ってたもんね。
あの時はかなり殺気立ってた。
本当に人一人殺すのなんて躊躇わなそうな、そんな感じ。
私はずっと喧嘩なんて見る事無く育ったから。
誰かが傷付いたり怪我したりを見て、亡くなったのも聞いただけ。
そんな世界だって理解してたつもりで居ただけ。
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