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「別に毎日一緒に帰る約束してるわけでもないし、良いでしょ。花恋は1人で帰ってて。」
そう言って私の元へ近づいてくる慧くんにさっきまでもやもやしていた気持ちが晴れていくような気がする。
そんなあっさり私の元へ来てくれるの何で。
「…帰ろう。」
「…うん」
こんな風に普段一緒に帰ることはないので何だかすごく緊張してしまった。
思わぬ形で慧くんの隣、校舎から外へと足を踏み出していく。
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