9章

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幸せな自由行動の1日目が終わってお風呂も済ませて売店で飲み物を買おうとしていた時だった。 「お、優和も買い物?」 選んでいる所に翼が隣に並んでくる。 翼もお風呂上がりなのか、若干髪が濡れている。 「うん、風邪引くよ。髪濡れっぱ。」 「部屋入ってから乾かす。混んでんだよ風呂場。」 そう言いながら飲み物を見て「お、これ」と指を指している。 指していたのは北海道限定のガラナという商品だった。 コーラとも違うけどそういう系統の飲み物だ。 北海道限定の飲み物は他にもカツゲンやリボンナポリンもあった。 どれも飲みたいけど、全て飲むにはお腹が心配だし、試したい程度なのでこんなにあると悩んでしまう。 「優和、俺ガラナ買うからカツゲンかリボンナポリン買ってくれたりしない?半分しよ」 「半分ありだなあ。」 幼馴染みで昔からの付き合いにもなれば飲み物のシェアにもあまり抵抗はない。 問題はどっちにするか悩んでしまう。 翼は炭酸選んだし、カツゲンにしようかと手に取る。
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