10章

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「優和」 後ろから声を掛けられて振り向くと翼が居た。 「翼…」 「先戻っとけ。」 「え?」 「いいから、今日はまともに話せないだろ。どうしたいか整理しときな。」 そう言いながら私の背中を押してエントランスの方に向けさせる。 どうしたいかって何。 よくわからない翼の様子に困惑する。 何も話をさせてもらえないまま、今日の一日の夜を終えてしまう。
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