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水族館での自由行動を終えて1度お昼を挟んで、午後からまた散策がある。
慧くんとまた少し歩いてうちの生徒が少ない場所まで来る。
まずは話をしようって流れになって、ベンチに座ってまずは落ち着くことにした。
「まず昨日、嫌な現場見せたよね。ごめん。」
「…ううん、大丈夫。」
なんて返すのが正解なのかわからない。
嫌な現場ではあるけど、言いたいこともたくさんあるけどどこまで伝えて良いのか。
「花恋とは、本当に何も無いから。」
「何も無いって、抱きつかれてたのに?」
「…告白はされた、でも断わってるから。」
断わったんだ。
あんな美人で何でもできる人なのにな。
そんな考えが脳内にしがみついて離れてくれない。
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