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「…俺は今まだ教師としてまだまだで学ぶ事が多くて恋愛してる場合じゃないから。それに恋人との時間なんて作れないんだよ。その時間よりもこうして阿澄が毎日学校に来てくれる様に願って、話し合う時間が今は大切。」
その言い方が私がちょっと目を離したら不登校になってしまいそうなほど不安定な生徒だからってわかってる。
そんな良い物でも無い事も。
それでも恋人とか何よりの時間よりも今の私が優先順位高く先生の時間を奪えてしまえる事が少し嬉しかったりした。
毎週金曜日の1時間くらいは私と先生、二人きりの誰にも邪魔されない時間。
この時間が私は好きで、ずっと終わってほしくないとすら思う。
先生の事が好きだから、たとえこの立場を利用してでも傍に居たい。
でも、貴方の心の内側まで入れる事は生徒の私には無いんだよね。
すごく幸せなはずなのに、その現実を受けるとすごく残酷な時間。
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