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物置
僕は物置に小さな卵を入れてから学校から帰ると玄関に行く前に物置を開けて卵を確認するのが日課になっていた。
この日も僕は物置を開けて確かめた。
すると僕はその卵を見て驚いた。
「まだ卵なのに孵化してないのに〜何で卵は一回り大きくなっているんだろう?卵が大きくなるなんて聞いた事がない。いくら卵の中が成長しても生まれてから成長する筈?もしかしてこの卵世界初の卵じゃないかな?だとしたら凄い発見になるかもしれない」
僕はわくわくしながら隆くんに電話を掛けて僕の家に呼んだそして、隆君に物置の中にある卵を見せた。
「凄い〜この卵なんだか光ってるこんなの見た事ないよ。僕も一緒にこれから卵見に来てもいい?」
隆は「勿論いいよ」と答えた。
この日から僕と隆君は学校から帰ると使ってない僕の家の物置の中にある不思議な卵を観察するのが日課になった。
そんなある日の事いつものように2人は物置を開けた。そして卵を観察した。
隆は翔太に言った。
「これ〜明らかに卵が大きくなってる。翔太君この卵初めはポケットに入れて持ち帰って来たって言ってたよね。だとしたらこの大きさだとポケットに入れる事できないよね?
だってこの卵もう大人の手ぐらいの大きさだよね。卵が成長するなんて普通じゃないよ。もし、どんどん大きくなればここで育てるの無理じゃないかな?」
翔太も「確かにそうだよね」と言うと「どこかに移したほうがいいのかもしれないけど〜どこに移したら良いのかな?」と隆に言った。
すると隆は僕の家で預かるよ。僕んちならもっと大きな使ってない物置があるからそっちに入れて僕が育てるよ。
翔太は「ありがとうぎりぎりまで僕が育てるからこの物置に卵を育てるのが大変になったら隆君に卵渡すね」神木翔太は高橋隆にそう言った。
隆は「わかった」
そう言って翔太と隆は2人だけの秘密の約束をした。
この約束が2人の運命を決める約束だとも知らずに……
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