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ーーーーーー(中略)
海里の内股を掴んでいる嵐は、身体を深く折り曲げ更に大きく広げる。海里の膝頭が胸の飾りについてしまうほどにだ。
しなやかな両足の間に起立している雄の一部から、とぷり、とぷり、と先走りの透明な粘液が噴水の如く、鈴口から溢れ出ていた。
腹に付かんばかりに起立している雄の一部から大粒の涙のように流れる愛液は裏筋へ流れ落ちる。そして雄袋を越え、蟻の門渡へと、ツー……とゆっくりと汚していく。
たったそれだけのことなのに。全神経に蕩けるような痺れが駆け走り、理性を侵されていく感覚がじんわりと広がっていく。
女だったら、雄を受け入れる快楽場所だったのだろう…………。
だが、海里は男。
それでも、何回も嵐を受け入れてきた身体は熱に浮かされていた。
早く欲しいと言わんばかりに、蜜壺の内壁が蠢いているのか後孔の入口。ひくり、ひくり、と切なげに求めている。
蟻の門渡から流れ落ちてきた愛液は、切なげな雄壺へと溜まり怪しく艶めいていた。
怪しく収縮しているソレは。嵐を受け入れたい、という合図のよう。
そんな兄の痴態を目の当たりした嵐。心の奥から這い上がってくる黒い欲望に染まりつつあった。
この猛々しく反り返った肉棒で、海里の中を━━━━━━…………
何回も暴いてきた兄の雄壺の中を擦り上げ、抉って、中を満たして気持ち良くさせたい……。
そして、周りから認められない関係だとしても。
コイツと、一緒にいたい ━━━━━━…………
(これから先、来世も。俺の伴侶は……………………海里、だけなんだ!!)
「そろそろ入れたい……。一緒にイこう……」
━━━━━━ 俺の奥さん……
言葉と共に。ヒクついている後孔に、滾った尖端がピタリと吸いつくように当てられる。
そして海里の誘惑の蜜に誘われながら、蜜壺の中へと勢いよく進めた。
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