第1章

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「敦史、どうする?俺達が助けた以上、敵対してるとこは、仲間だと思ってるだろ」 大智が聞いた。 「仲間にする。第二の姫だ。それでいいか?」 同意を求めるように、みんなに目を向けた敦史。 みんなは、頷いてた。 「いい、の?」 まだ少し泣いてる璃子。 「あぁ。女同士仲良くしたれよ、蘭羅」 「よろしくね、璃子ちゃん」 「う、うん」 まだ璃子ちゃんを完全に信じていない。 それから、璃子ちゃんもみんなと行動をとるようになった。 璃子ちゃんは、だんだんみんなに馴染んでいった。 私は正直言うと、璃子ちゃんが苦手。 見た目はそこら辺のギャルとかわらない、濃い化粧に香水。 そして、ぶりっ子。 最近、みんな璃子ちゃんに構うようになっていった。 一緒に行動するけど、前みたいにあまり楽しくない。 前まではみんな帰り送ってくれたのに、今はそんなのなくなった。 璃子ちゃんがきて1ヶ月が過ぎだ時、呼び出された。 「蘭羅ちゃんさ、姫辞めてくれない?」 ニコッと微笑みながら言う璃子ちゃん。 「え、なんで?」 「だって、今のみんな誰も蘭羅ちゃんの事みてないじゃん?それに姫は1人で充分なの。だから辞めてくれない?」
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