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この世で一番偉大なもの
この世界で一番早くて一番遅いもの
一番無視されて、一番悔やまれて
けれどそれなしでは何も出来ぬ――
古いロシアの謎々ですが
この時季になるといっつも思い出すのです
町の灯りは
千年続くでしょうか?
人がいなくなったとしても
自然だけは
どんな形であれ
残り続けるのだろう
その時初めて
わたしたちのやって来たことの
本当の意味が分かる
何が残せるかなんて分からない
それでも何か残したいと
足掻く、人が好きです
* 故郷の、天領祭りの夜。
竹灯籠の優しい灯かりを見ながら作った詩でした。
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