本編

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「岸野。本屋に寄るの、付き合って?」 そう言って僕に微笑む彼は、 高校のクラスメイトで幼なじみの川瀬由貴(ゆき)。 僕は彼が大好きだ。 色素の薄い髪と瞳、178センチの長身も 彼の魅力のひとつだが、 キレイ過ぎて隙のない真顔が 笑顔になった途端に あどけなく変わるのがたまらない。 常に彼のいちばん近くにいて 彼の笑顔を目の当たりにできる この環境がずっと続けばいいと思ってる。
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