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《可愛い子》
「怜奈っ、帰ろっか!」
「うん、帰ろ~」
天界での一件から江里子と急激に仲良くなった怜奈は今日も白潤の獣である江里子の姿に慣れつつある。
奇麗で豪奢な輝きを放つその姿にはうっとりとしてしまうものだ。
「ねぇ江里子。……どうして私がパートナーとして選ばれたの?」
獣の姿になっている江里子へ話しかけると、江里子は少し考えてから頬にキスをした。驚く様子の怜奈に江里子は舌なめずりをする。
「怜奈の純粋な心に惹かれたから……かな。あと私、可愛い女の子好きだし」
「えっ!???」
天使のような可愛らしい女の子に惚れられているなんて怜奈は思いもしなかったのだ。
~FIN~
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