金木犀は誘惑の香り

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 夏が終わり、徐々に秋らしく朝は涼しい日が続いている。 智也は夏の間は島でアルバイトをしていたが、秋口に入り、葵の紹介で軽井沢の別荘の管理のバイトを紹介してもらった。 葵の叔母で新橋に宝石店を営んでいる美月より「軽井沢に行かない間、管理をしてもらいたいのだけど、誰かいないのかしら」と葵に聞いてみたら、 ちょうどバイトを探している彼氏がいたので聞いてみたら、二つ返事でOKの返事をもらい、叔母にこの事を話したら「お願いします」と言われ決まった。  その時に叔母は「別荘に行くときは連絡するのでその時には部屋の中を綺麗に掃除してもらいたい」とのことだった。 もちろん、今までのバイトより弾んだ給料をもらった。  さっそく、現地の確認をするために遊びがてら5人で行くことにした。  9月の下旬に葵の車で別荘に向かった。 途中で食材やお酒を買い、夕方前に別荘に着いた。  この別荘は2階建ての3LDKで結構大きめに作られていた。 女性は2階に荷物を置き、男性は1階の部屋に荷物を置いた。  さっそく買いそろえた食材で夕食の準備を女性がして、男性は風呂の準備をした。 一段落したところで葵は智也にこの別荘について案内をしてくれた。 葵はこの別荘には毎年遊びに来ていただけに詳しく説明をしてくれた。 特に葵はこの時期が好きで紅葉が始まり、庭先の金木犀の香りで秋を感じるのが好きだった。  智也は葵に「アルバイトの紹介ありがとう」と言ってお礼を言った。 葵は「今日はみんなで来たけど今度はお忍びで来ますね」そういってみんなの居る居間に向かった。  居間では夕食の準備が整い、みんな集まっていた。  葵は「今回は智也のアルバイトの場所の確認とたまには気心がわかるみんなで楽しい時間を過ごしたいのでこの会を組みました。気楽に遊んでいってください」 そして、みんなで乾杯と言って、食事になった。  直人は「真由さん彩花さん料理ごくろうさん美味しくいただきます」と言って、片っ端から食べていった。 真由は「智也さんアルバイト頑張ってくださいね」 「うんうん」と返事をしたら、直人は「いいアルバイト紹介してもらい良かったですね」 「そうですね」 「しばらくはここにいますのでたまには顔出してください」 彩花は「たまには葵に来てもらわないと寂しいでしょ」そういわれ、葵と智也は顔を赤くしていた。 葵は「そういえば、直人と彩花はどうなったの?」 「結構仲良かったので、、」  直人は「今も結構仲良くしていますよ。たまにお互いの家に泊まりにに行く仲ですから、、」 それを聞いて真由は「いいなー私もこういう彼氏がほしいです。なかなかこういう人現れてくれませんが、、、」  「まあまあ、そのうち現れますよ」そういってみんなでコイバナの話をしていた。  10時半を過ぎたところで話のネタも尽きてしまい、女性は片付けに入った。  直人は大分お酒を飲みすぎて一人では歩けない状態だったので、智也が部屋まで連れていってそこで寝させることにした。  一段落して真由と彩花は2階にあるお風呂に入りに行った。  葵と智也は戸締まりと最終確認を二人でしました。  そして、葵は「このまま一緒にお風呂に入りませんか?」と言われたが、智也は「みんなが居るのでまずいのでは、、、」 葵は「心配は要りませんよ。みんな私が智也さんと付き合っているのを知っていますから」 「そうでしたか」 葵は「上の二人もゆっくりお風呂に入っているし2階の風呂は狭いので、3人は入れません。だから、1階の風呂に入りましょう」 「そうでしたか、それなら準備して風呂にいきます」  10分後に1階の浴室に入ったら、葵はもう裸になって湯の中に入っていた。 智也が軽くシャワーを浴びて葵の入っているお風呂の横に入って来たら、葵は「智也もう興奮してるの」と言ってあどけた。 智也はお風呂の中で葵の乳房を揉みながら体を密着させた。  そして「こんな大きなお風呂で葵と入れたの初めてだけに興奮するよ」 「こんなときだから背中流してよ」そう言われ葵は風呂から出て、智也の後ろに回って、スポンジにソープを塗りつけて、智也の背中を流し始めた。 葵に取っては男性の背中を流すのは父親以外初めてだった。  ゆっくり首元から洗い下に向けて流した。 葵は「次に全部洗ってあげるからこっちを向いて」と言われ、向きを変えて行くとソープの付いたスポンジで腕、胸、お腹と洗い、 それから立ってもらい、足元から大腿部を洗った。  最後に性器の部分が残り、手にソープを付けて泡立ててペニスを洗って行くと智也は興奮して「もういい、そこは」と言ったが、葵は聞き入れず洗い続けた。 最後にお尻を洗い、シャワーでソープを流した。 その後、智也は湯に入り体を温めて浴室を出ていった。  葵は一人体を洗い、湯に浸かり浴室を後にした。  部屋に戻ると真由と彩花が浴室から出て、ドライヤーで髪を乾かしていた。 「葵さんはどこの風呂に入ったんですか?」 葵は「私下のお風呂に入っていたの2階は狭いので、下のお風呂は結構広いですよ」そういって、携帯のメールを確認したら、 叔母さんから1週間後にそちらに行くので、智也さんに部屋を綺麗に掃除してもらってください。と入っていた。  翌日は葵さんの道案内で軽井沢の散策をした。 紅葉も始まり所々色づいて秋を感じた。  昼食は軽井沢で有名な店に入ってお腹一杯食べた。 そして、お土産を買って別荘に戻った。  夕食は途中でテイクアウトして、ワインを買ってきたのでそれで腹を満たした。 その後は、簡単に後片付けをして、5人はゲームをして時間を過ごした。11時を過ぎた頃に彩花さんと真由さんがお風呂に入ると言うのでゲームを終わりにした。 直人はシャワーを浴びてそのまま寝てしまった。  智也と葵は家の回りの戸締まりと叔母さんから連絡を受けたことを智也に話してそのまま軽井沢に残ってもらいたいとのことを話した。 そして、二人は昨日と同じく1階の浴室に入った。 二人が全裸になり湯に入ろうとしたら、葵は小さな声で「しばらく智也に会えないので、ここで私を抱いてください」そう言われ、智也は葵を抱き締めて口づけをした。 葵はすべてを智也に預けてその余韻を慕った。 指先で乳房を揉みながら葵の興奮を誘った。  葵は智也のペニスを刺激しながら興奮させていった。 智也の指先が膣に触れた頃には愛液が大腿部を伝わって下へと流れていった。 智也は葵を後ろ向きにして壁に手をつかせ、後ろから膣にペニスを挿入した。  初めはゆっくりと、そして、徐々に激しくしていくと葵は興奮して悶え始めた。そして、大きな声をあげて、一気に逝ってしまった。 その後を追うように智也は葵の膣の中に白いマグマを放出した。  その後、葵は壁に体を預けてしばらく動けないでいた。 葵の膣からは愛液と精液が混ざり大腿部を伝わって下へと流れていった。 二人はシャワーを浴びて湯に入り、体を暖めて浴室を出た。  翌朝は朝食を取り、智也を置いて、4人は葵の車で別荘を後にして、東京に向かった。 みんなが去っていった後はあまりにも静かな時間が過ぎていった。  6日後の午後に車で美月さんがやって来た。 別荘に来たら、智也が出迎えて「井上智也といいます。よろしくお願いいたします」 「安立美月です。貴方が葵の彼氏なんですね」 「しばらくここにいますのでよろしくお願いします」 「本来は夫と来る予定だったんですが急用が出来て来れなくなってしまい、一人なので気楽にお願いしますね。 食事はすべてケータリングで頼みましたから、その辺は心配要りませんから、、」 「ただし、ワインの追加でここに持ってくるので、ワインセーラーに入れておいてください」 「私はしばらく部屋にいますので、ケータリングが来たら連絡ください」 そういって美月さんは2階の部屋に向かった。  智也は居間でケータリングが来るのを待っていた。 夕方の6時過ぎにケータリングの人が夕食を持ってきた。 美月さんが対応して食堂に持って来てくれた。 ふっと、その時に今まで気づかなかったが金木犀の甘い香りがした。 美月さんが金木犀を運んできたような気がした。智也は夕食の準備を始め、ワインを食卓の上に置いて一緒に食事をした。  美月は「葵は母方の従妹なので小さいときからよく遊んでいたのよ。あの娘ももう大学生なんですね。時が立つのも早いもんですね」 「智也さんは葵とどこで出会ったんですか?」 智也は「葵さんとはサークルで知り合いました。もう、1年ほどになりますが、、、」 「そうだったんですか。葵には気をかけていたんですがいい男性が見つかって良かったです。これからも仲良く付き合ってくださいね」 「はい」と智也は答えた。 二人はいろんな話に花が咲き、ワインを1本半飲んでお開きにした。  美月はそのまま2階に上がりシャワーを浴びて寝ることにした。 智也は食事の後片付けをして、戸締まりをして、その日はシャワーを浴びて休むことにした。  翌朝はいつもより早く起きて目覚ましのシャワーを浴びていたら浴室の外で人の気配がしたのでそちらを見たら、美月さんが服を脱いで扉を開けて入ってきた。 智也がビックリして何かしゃべろうとしたら美月さんは指先を唇に当てて何も言わずにシャワーを浴び始めた。 突然入ってきた美月さんはスリムな体型を維持していてとても30代とは思えなかった。 智也に取っては突然のことだけにペニスは勃起して反りたっていた。美月さんは「若いっていいですね。元気がよくて申し分ないですよ」 そういって智也に抱きついて口づけをした。 智也は一歩、二歩後ずさりをした。  美月さんは「もう、ここ2年ほど何もないの。お願いだから私を抱いてください」そう言われ智也は躊躇した。 ここで断ると仕事がなかなか見つからないこともあり、葵には悪いが妥協せざるを得なかった。 智也は美月を抱きしめて、口づけをした。 激しく求め、乳房を揉み、乳首を舌先で刺激を加えた。 美月は久々に性欲が沸き上がり、智也に燃え出した。 舌先を使ってペニスを刺激して、口の中へと含んで、激しく上下運動をした。もう少しで溢れ出してしまうところで、美月さんから離れた。 智也は指先でクリトリスを刺激して愛液を溢れさせ、 そして、美月さんを後ろ向きにしてバックからペニスを膣に挿入した。 初めはゆっくりと動かし、徐々に激しく動かしていったら、切ない声を出して激しく興奮をしていった。 そして、痙攣をして体が止まった。 智也もそれに合わせてすべての精液を膣に放出した。 二人は動けないまま床に伏せた。 美月の膣からは精液が溢れだし床にこぼれた。  しばらくして二人はシャワーを浴びてすべてを流して浴室を出た。 バスローブを着て居間で朝食を取り、智也はマンデリンの豆を引いて、香高いコーヒーを美月さんに持っていった。 朝の空気を入れ換えるために窓を開けたら金木犀の匂いが部屋一面に香った。 美月さんは「この事は葵には内緒にしてください」 智也は、、、、、何も言えなかった。  その日は美月さんに誘われて、近くの温泉に出かけ、紅葉をバックに温泉を慕った。 今までにないゆっくりした時間を過ごした。  夕方別荘に帰ってきたら、入り口にケータリングの荷物が届いていた。それを持って行って夕食にした。 昨日に続きワインを開けて、今日送られてきた肉で乾杯をした。  一日立つことでお互いの壁が崩れていくように二人の距離が短くなっていた。二人はよく食べ、よく飲んで、よくしゃべった。 そして二人はシャワーを浴びて、バスローブに包まれて美月さんのベッドに横になった。 そこで二人は全裸になり、激しく求めあった。 美月は悶えながら乳房を激しく揉むように智也に言った。 智也は乳房を激しく揉みながら美月の膣の中に指を入れて指先の腹の部分を上に押し上げたら、 美月は「うぅぅぅ、、、、」と言って、痙攣をしながら水のような物が膣から溢れ出してきた。 智也の手の回りはビッショリ濡れていた。 初めは、失禁したのではと思うほどだった。  智也は初めての潮吹きを見て、それほどにも美月さんが感じやすい人だと理解した。 少し落ち着いて美月は智也のペニスを舌先で舐めるように触れていくとペニスの先からカウバー線液が溢れだし、 美月はそのままペニスを口の中に入れて激しく上下運動をした。 堪りかねた智也は「これ以上は、、、」といいながら、美月をペニスから離して、智也は上になり、美月の膣にペニスを挿入した。  初めはゆっくりと、、そして、徐々に激しく上下運動をしていったら、美月は「もっと奥に、、、壊れるぐらいに激しく入れて、、、そして、一緒に一緒に、、、」と、悶えながら、痙攣をしてエクスタシーを味わい逝ってしまった。 智也は美月が痙攣したタイミングで精液を膣の壁に放出した。 二人はベッドでしばらく横になり、全裸のまま浴室に向かった。 そして、二人は営みの証を消すように頭からシャワーを浴びた。 体を拭いて部屋の扉を開けるとどこからか金木犀の匂いが部屋の中に充満してきた。 二人はそのままベッドに横になり、美月は智也の腕まくらで静かに眠りに付いた。  翌朝、智也が起きた頃には美月さんはベッドから離れ朝のシャワーを浴びていた。 シャワーの音を聴いて智也は着ているものを脱いで浴室に入り「おはようございます」と言って、美月さんを抱き締めた。 二人は抱き合いながら口づけをした。 美月に取っては2年ぶりのSEXの後の朝だった。 そして、欲望を発散したことによる充実感に溢れていた。  浴室から出て、ケータリングから送られた朝食を食べて、智也の作ってくれたマンデリンのコーヒーを飲みながら静かな時間を過ごした。 そこへ智也の携帯が鳴り、見たら葵からだった。 電話を取ると奥から元気な声で「おはよう、どうですか、仕事慣れましたか?」そう言われ、 「まあまあ、有意義な時間過ごしていますよ」 「ならよかった。一段落したら智也に会いたいそれまで我慢してるから、、、」 「わかった、それまで待っていてね。それからノート取っておきてね、しばらく大学いけないので、、」 「わかった」  そこで美月が智也の携帯を受け取って「葵ちゃんおはようございます。いい人に紹介してもらい有意義な時間を過ごしています。 もう少ししたら私もそちらに帰るので、それまで智也さん預かってますね」そういって電話を切った。  その後、美月は身支度をして、智也を誘って近くの温泉に出かけた。たまには日帰りの温泉もいいかと思い、星の温泉のトンボの湯に出かけた。 都会の喧騒とは遥かに離れた風景には感無量だった。 そこで個室を借りて、二人はゆっくりと温泉を味わった。  智也に取ってはなかなかこういう所にはこれないだけに有意義な時間を美月さんと共に共有した。 温泉の中では二人で抱き合い、恋人のような雰囲気を醸し出していた。そして、夕方まで日帰り温泉を楽しんで別荘に向かった。  その時、車の中でふっと、金木犀の香りに気づきその香りを探していたら、車の前に置かれていたハンカチの中から匂っていた。 美月さんに聞いたら別荘の近くで金木犀を見つけてハンカチに挟んで置いたのだと聞かされた。 ふっと、そんな美月さんの女らしいところを垣間見た。  別荘に着き、入り口に置いてあったケータリングされたものを持って、居間に持って行き夕食の準備をした。 簡単に準備をしてワインの線を切った。 今日はまろやかな香りの白ワインで料理も魚料理が主になった。  二人で今日一日のことを話していたらワインが空になってしまった。美月は「今日はこの辺で片付けてお風呂に入りましょう」と言われ、 智也は後片付けをして、1階の奥にある広い方のお風呂に美月は入った。 智也もその後を追うように裸になって浴室に入った。 アルコールが入っているので湯に入れないでシャワーを浴びて、今日の疲れを取った。  そして、バスローブを着てベッドに横になっていたら美月さんはバスローブを脱ぎ、智也のバスロープを脱がして口づけをした。 二人は抱き合いながらSEXに没頭した。 美月は昨日と同じく潮を吹きシーツをビッショリ濡らして快感を味わった。  智也もありったけの精液を美月の膣に放出して横になっていたら、美月さんが明日の昼頃に自宅に帰ることを話してくれた。 そして「貴方がここの別荘を管理してくれてよかった。これからもお願いね。私は先に帰るけど夕方までに葵ちゃんがここに来るので、一泊泊まって東京に帰りなさい」 智也は「はい、そうします」と言って眠りについた。  翌朝はいつも通り、シャワー浴びて居ると美月さんが入ってきて「今日でひとまず終わりねバイトのお金は振り込んでおきますからこれに飽きずまたお願いしますね」 そういって智也の裸の胸に飛び込んで頭からシャワーを浴びた。  後日、振り込まれたお金を見たらビックリするような料金だった。 電話で美月さんに確認したら「貴方との関係を黙認してもらうための黙認が含まれているだけです。二人だけの秘密ですから」そういって電話が切れた。 シャワーを浴び終えて、朝食にして、何時ものように智也はマンデリンの豆を引いてコーヒーを美月さんに進めたら、どこからか金木犀の香がした。 そして、ゆっくりした時間が過ぎ、美月は車で東京に帰った。  智也は夕方まで後片付けをして葵の来るのを待っていたら、予定より30分早く別荘に来た。 葵と会えたら「智也元気だった。何か太ったみたいね」 「うん、栄養のあるもの食べ差してくれましたから、、」 「贅沢していたのね」 「でも、よかった元気で、、」 「今日まで食事はケータリングしてあるのでそれで過ごしなさいと叔母さんから言われたわ」 智也は「まずは食事してからゆっくりしますか?」 葵は「そうですね」と言った。 智也は居間に食事を運び夕食にした。 ケータリングで作られたものは葵の好きな肉料理だった。  たらふく食べながら智也に仕事のことを色々聞いてみた。 智也は勿論、美月とのことはなにも話さなかった。 「車で出かけたことや美月さんの仕事のことなどをいろいろ聞いてみたり、葵との仲も聞かれたよ。勿論、恋人だと話した」 「そうしたら、美月さんに大事にしてね」と言われたよ。 「叔母さんとは小さいときから仲良しだったの」 「うん、そう話していたよ。なかなか話題豊富な人ですよね」そういっているうちにひとまず食事は終わり、智也は効率よく片付けにはいった。 葵は酒のつまみとワインを居間に持って行き、いつでも飲める準備をした。  テレビをみながら先程の話をしながらお酒を飲んで時間を過ごした。 11時を過ぎた頃にこの辺で終わりにしようと言うことになり、二人で風呂に入ることにした。 二人だけなので葵は居間で着ているものを脱ぎ出して、下着姿になり、智也にブラジャーとショーツを脱がしてもらった。 智也も居間で着ているものを脱いで全裸で浴室に向かった。 二人してキャーキャー言いながらシャワーを浴びた。  そして、シャワーを止めて、体にボディーシャンプーをつけてお互いの体を擦りあって洗った。 その後、シャワーを浴びて泡を取りながら体を流した。  バスタオルで体を拭いてそのままベッドに二人で潜った。そして、智也は葵を抱きしめた。 何時ものようにキスで始まり、乳房を揉まれて切ない声をあげた。 葵は智也のペニスを指で刺激を加え、舌先でペニスを舐めるように触れていった。そして口の中に入れて激しく動いた。 智也は葵の今まで感じたことのない興奮を感じた。 それと同時に葵の膣からも愛液が溢れ出してきた。  智也は葵の膣にペニスを添えてゆっくりと挿入した。 葵の膣の中は暖かく、徐々に動きを早くして行くと、葵は悶えながら興奮した。愛液は膣からアナルへと流れていった。  そこで智也はペニスを膣から放してバックから攻めてみた。 葵はバックから挿入したことでより深く快感を感じたようで、そのまま葵は智也に「一緒に一緒にいってね、、、」と言いながらエクスタシーを味わい、 智也は葵の膣壁に精液をすべてを放出していった。 そのまま二人は離れ、ティッシュで後始末をして浴室で汗を流した。そして、二人は静かに眠りについた。  翌朝目を覚ますと葵が不機嫌な顔をして、携帯を差し出してきた。 朝電話が鳴り智也が寝ていたので見て見たら叔母さんからのメールで「東京に帰ったら連絡ください」となっていたが 「智也、叔母さんと関係持ったんですか?」 そう言われ、寝ぼけまなこに「いいや、何もないよ」と答えたら、 「どうしてこんな文章が来るの?」 「この間、この温泉はいいですよと紹介したので教えてもらいたいので連絡が来たのでは、、、」 「そうですか?叔母さんとは関係は持たないでね」 「持ったときはどうなるか私わからないから、、、自分がコントロール出来なくなるの」何となく寝起きの悪い朝を迎え、 智也はひとまず、シャワーを浴びて目を覚ますことにした。  浴室から出たら、葵が朝食の準備をしてくれて、二人で朝食を食べた。 一段落して、葵は近くの店で買いたいものがあるのでと言って、自転車で出かけた。  智也は朝、美月さんから来たメールが気になり、電話を掛けて見たら、 美月さんは「東京に帰ってきたら、智也さんとの軽井沢の夜を思い出して、智也さんとまた、触れあいたい」とのことだった。 智也は「それはもうできません」と美月さんに話したら「どうしてもダメですか?」と言われ 「私には葵さんがいるのでご免なさい」と謝ったら「1回でいいから会ってください」 「どうしても無理なら、葵にすべてを話すは、智也さんに無理やり犯されたと、、、」 「それはないでしょ。自分から誘って置いて、、、」 「どうか1回だけでいいので会ってください」智也は困り果てたあげく「わかりました。東京で1回だけあって終わりにしましょう」 美月は「それでは、来週末に電話入れますのでそこに来てください」そういって電話が切れた。そこに葵さんが帰ってきた。 二人で荷物を車に積んで、戸締まりをして別荘を後にした。 途中、昼食を取りながらも昼過ぎに自宅に帰れた。  智也の荷物を置いてコーヒーを飲んでいると、葵は智也に「抱いて」と言って、口づけをした。 葵はこの軽井沢のバイトで智也が自分から離れていってしまうような気がした。 智也は何も言わず抱き締めた。  そして、葵の着ているものを脱がして、下着姿にした。 葵も智也の着ているものをすべて脱がして、そのペニスに食い入るように口の中に入れた。 そして、激しく上下運動をして興奮を誘った。  ペニスが勃起して、智也は葵の下着を脱がして、乳首を舌先で刺激をして、右手でクリトリスを指先の腹で軽く刺激をした。 葵は激しく悶え、膣からは愛液を溢れさせた。 愛液はアナルへと流れ落ちるぐらいに溢れていた。 智也は葵を四つん這いにしてバックから挿入した。  初めゆっくりとそして徐々に激しく動いたら今までにないような声をあげて興奮をしていた。 智也が一気に葵の膣に白いマグマを放出したら、葵は痙攣してそのまま床に倒れてしまった。 あまりにも感じ過ぎて気絶したようだった。  智也はティッシュで葵の性器とペニスを拭き取って、二人は浴室で汗を流しにいった。 その後、葵は自宅に帰った。  智也はここ数日間に起きたことを考えて見たら何となく底無し沼に引き込まれているような気がした。 そして、女性の恐ろしさを身に染みて感じた。 今はともかく美月さんとの約束を実行して、今後は会わないことにしようと決めた。  軽井沢の別荘から帰って10日が経ち美月さんから電話が来た。 「今日、赤坂にあるKホテルに5時に着いてほしいのお願いしますね」と、連絡が来た。 智也は「5時にそちらにいきます」と連絡を入れて準備をした。  4時頃に四谷駅に着いて歩いてKホテルに向かっていると、反対側の通りから智也が歩いていくのを葵が見つけ声をかけようかと思ったら、 いつもと違う身なりだったので、後ろから着いていくことにした。  坂を下りそのホテルのラウンジを見渡して、叔母さんの所に向かっていく智也を確認した。 葵は矢な胸騒ぎを感じ様子を見ていると、会計を済ませて、二人はホテルの上へと上がっていった。 葵にとっては一番いやな予想が当たってしまった。  美月は智也を連れて、ホテルの部屋に入りロックをかけた。そして、智也に抱きついて口づけをした。 智也は「約束通り来ました。これを最後にもう会いませんから」そういって着ているものを脱ぎ始めた。 美月は何も言わず、バスローブを持って浴室に消えた。  しばらくしてシャワーの音が聞こえ、智也もバスローブに着替えた。10分もしたら美月さんがバスタオルを巻いて出てきたので入れ替わりに智也が入った。 頭からシャワーを浴びて、軽く洗って出ていくと美月さんはバスタオルを取って、ベッドに横になっていた。  智也はバスタオルを取ってその横に入り、美月さんに「これが最後です。もう会うことはないですから」そういって抱き締めながら口づけをした。 智也の胸と美月の乳房に触れあって徐々に興奮していった。 智也は指先で美月さんの乳房を揉みながら舌先で乳首に触れて軽い刺激を加えた。 その間に美月の指先がペニスをつかみ上下に扱き始めた。 智也はそれにつられて美月のクリトリスを指先が軽く刺激をした。 微かに美月は悶え始めた。 美月はペニスを舌先で刺激を加え、そのまま口の中に入れて激しく動いた。 智也も指先を膣に入れて上に上にと押し上げたら、美月さんは激しく悶え「入れて、、、奥深く、、、」と、挿入をせがんだ。 智也は美月さんのバックからペニスを挿入して勢いよく動き、激しく弓なりの状態になり前に倒れた。 その後を追うように智也は精液を美月の膣に放出して力尽きた。 離れた後には膣からは智也の精液が溢れ出していた。  ひとまず落ち着いて二人は浴室に向かい、汗を流した。 そして、帰り支度をしていると美月は「私、貴方から離れられないわ、このまま別れるなら葵にすべて話すは、、」 それを聞いて智也は「すべてが終わってしまいます。それだけはやめてください」 「それは貴方次第ね」と言われ部屋を出ていった。  エレベーターで下り、扉が開くとそこには葵が立っていた。 葵は「どうして貴方がここにいるの、どうして約束を守ってくれないの」と言って、涙を流しながら訴えた。 エレベーターの周りは騒然とし、葵を移動させることで精一杯だった。  ラウンジに葵を座らせていると、美月さんは何も言わずにタクシー乗り場に向かいそのままタクシーに乗って出ていってしまった。 それを見届けて、葵の所に向かったらもうそこには葵の姿は無くなっていた。 回りを見渡したが見つからず智也はひとまず自宅に帰った。  それから3時間した夕方に真由さんから電話があり「葵のお母さんから葵が睡眠薬自殺をしたとの連絡が来たの。至急、渋谷のA病院に向かって、、」 そう連絡が来て、智也は青ざめて、着るものも着ずにあわてて病院に向かった。 病院には直人、彩花、真由、そして家族が集まっていた。  智也は涙を流し「ご免なさい、ご免なさい、すべて私が悪いんです。約束を守らなくて浮気をしたからご免なさい」と、言って頭を下げた。 父親はそれを聞いて智也を殴り飛ばして「何てやつだ、もう二度と葵は帰らないんだぞ、、、」そういって父親も涙を流した。 みんなもあきれ返ったように智也を見つめた。  その日以来、サークルの仲間からは誰も寄り付かなくなり、その後、智也は自主退学をした。 そして、葵が亡くなったことで自殺の原因がわかり、美月さん夫婦も離婚をして、店もたたんで今は行方知らずになった。    葵が亡くなり1年がたった頃に葵の母親より手紙が送られた。 見てみると、葵の書いた字で、    智也さん、貴方が大好きだった。  貴方を失ったことは私には悲しい限りです。  まさか、叔母さんと密会していたなんて、、、  私は貴方を忘れることができずに迷いました。  もうこれ以上生きていけません。  あんなにも約束したのに、悲しいです、、、、   そう、葵の手紙が書かれていた。  所々に涙の後が残り、字が滲んでいた。  智也はこんなにも愛してくれた葵を亡くしたことに大きな涙を流した。  ふっと、風に乗って金木犀の香りが部屋の中に充満した。 
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