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俺は天使に向かって頭を下げた。
「申し訳ございません、天使様。焼き芋を手に入れられませんでした」
天使は笑顔で応えた。
「気になさらなくていいです。また今度の時に手に入れてくれたら大丈夫ですよ」
俺は天使の優しさに感動して、罪を告白した。
「申し訳ございません、天使様。天使様が冷凍庫に蓄えているアイスクリームを食べてしまいました」
天使はさっきと同じく笑顔で応えた。
「たくさん買ってあるので大丈夫です。些細なことを気にしないで」
俺は重い罪の告白をした。
「警察の手はまだ及んでいませんが、激しい口論の末に人を殺してしまいました」
天使は笑顔で諭すように話した。
「自首してください。そうすれば、あなたの魂は救われます」
俺はさらに罪の告白をした。
「申し訳ございません、天使様。冷蔵庫に入れてある天使様の名前がパッケージに書かれた特別なプリンを食べてしまいました」
天使はその言葉を聞いて今までの笑顔が嘘だったかのように激怒した。眉間に深い皺を寄せていて、その顔は悪魔と思えるほどだった。
「許しません。私の大切なプリンを食べやがって。死ぬ覚悟はできていますか!」
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