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両脚の間から彼の逞しい胸板が見えて、私を見下ろす彼の視線と私の視線が絡み合う。徐々に激しさを増していく打ち付けられる腰の動きに私は耐えられずに嬌声を漏らす。
あぁっんっあぁっあぁっあぁっんっあぁっなぁったぁぁぁっんっ
のけぞって激しく悶える私。
これはいつの記憶だろう。
前の人生の記憶だろうか。って、今世に決まっているでしょう!
唇を奪われて、優しく髪を撫でられたと思ったら、胸を刺激されてまた快感の波に私は溺れる。
彼の褐色の髪は汗で濡れて、彼の煌めく瞳からは「愛している」という声にならない声が届き、私は甘い喘ぎ声から余裕のない甲高い声に変わり、高まる快感の波に全身をわななかせる。その瞬間、彼も思わず声を上げて喘ぐ。
指を舌を、彼自身を、何もかもが蕩け合い、私たちは一つになって、まるで獣のようにぶつかり合う。
後ろからも入れられて、私は信じがたい力強さで突かれる。
あぁっっん……ダメっ……あぁぃやぁっんっあぁんっ……イっちゃう……
激しさに、私は気を失いそうな快感の波で意識を手放す。
「可愛いぃ君を失いたくない」
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