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私は休日、愛子と買い物に来ていた。
雑貨屋に入るとノートがあった。可愛いノートに囲まれた、1冊の質素な売れ残りのノート。過去の自分と重なった。私はいいことを思いつき、そのノートを買って愛子の元へ走った。
「愛子!」
「なんだよそんな焦って」
「ノートを買ったんだけどね、やりたいことがあって」
「なんだ?」
「交換日記」
「なにそれ?」
「その日あったこととかの日記を1冊のノートに交換しながら書いていくの。メッセージにしてもいいし。」
「楽しそう!そのノートでいいのか?」
「このノートがいいの。」
そこから始まった。
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