日本天使協会

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日本天使協会。 大会議室。 「Excellent。なかなか良いサンプルになりましたね。良くやりました、サカエル。」 大天使ミカが言った。 「勿体ないお言葉。」 「サカエル、貴方が提案した『人間の天使化計画』、採用を考えても良いかもしれませんね。」 「ありがとうございます。しかし、今回合格出来たのは1名のみ。まだまだ、修正が必要な点もございます。」 「Excellent。そうですね、今回の合格者は【神谷尊】ただ1名。我々天使にもっとも必要な素養であるはやはり、一筋縄ではいかないようですね。」 「はい。ミカ様。」 「まぁ、良いでしょう。焦る事もありません。たったあと数十年程度。神谷尊には天寿を全うして頂き、改めて天界の門を叩いてもらいましょう。」 「はっ。それまでに、さらなる厳しい訓練と教育プログラムを準備致します。」 _____。 尊は大きなクシャミを一発。 どこかで誰か噂でもしているのだろうか。 おわり。
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