不気味な歌

1/1
前へ
/96ページ
次へ

不気味な歌

奥から、声がする。 「カンコウサ。カンコウサ。グッナイ。グッナイ。タタリ。タタリ。ワルノコ。ワルノコ。グッバイ。グッバイ。タタリノカミ。シヨウタイ。シヨウタイ。ヤツノシヨウタイワ。」 「ひっ!?なんなの!?なんなの!!」 大勢いるみたいだ。男女の声がする。 「……………もしかして、幽霊ですか??それとも、神様ですか??お願いします!!!!返事ください!!!!」 ジジッ!!バチン!!!! 「!?えっ?明るくなった!?あ、明かりだ。…………電気通ってるんだ!!良かった〜!!」 明るくなった中を見回した。 大量の、お人形さんが座っている。 ぬいぐるみ?も、たくさん、置いてあった。 声の主を探す。 「あれ!?誰もいない!?さっき、歌を歌ってたよね!?………お願いします!!返事ください!!!!もう、怖いですから!!!降参します!!!!」 シーンとなる。 お人形さん達を見る。 古いお人形さんも、いれば、新しいお人形さんもいる。 お人形さん達が、私を見てるように感じた。 「し、失礼しますね…………?」 お人形を一体、手に握る。 「綺麗………。ここにいる、みんなは、どれも、綺麗で、可愛い……」 その言葉のせいか? なんか、視線を感じる。 しかも、大勢だ。 「もしかして、さっきの歌?みんなが、歌ってたの??…………じゃないよね???」
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加