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ひどい家族だから、死んじゃえ
「お前、何時だと、思ってんだ!?」
「そうよ?あんたが、行方不明に、なったら、アタシら、怪しまれんじゃん!?分かってんの!?このクズが!!!!」
現在、20時00分。
あの、家族が、帰って来ていた。私に怒鳴る。
義理のお兄ちゃんは、私を、グーで、頭を殴る。
「………ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」
「お前、その背中に背負ってんのなんだ?よこせ!!!」
お兄ちゃんが、木箱を奪おうとする。
「………イヤだ!!イヤだ!!!!」
私は、木箱を庇う。
お兄ちゃんが、私から、木箱を奪おうと、私を殴る。蹴る。
毎日の日課だった。
あの、優しい、パパは、いない。
新しいママしか、愛さない。
お兄ちゃんもそうだ。
私をイジメて、喜んでいる。
「…………え」
「あぁ!?あんだって!?もう一度言ってみろよ!?」
お兄ちゃんが怒鳴る。
「………お前らなんて、ママの代わりに死んじゃえ!!」
普段の、私ではない、態度に、3人は、驚く。
そして、ハッとし、今度は、3人で、殴る。蹴る。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
「もう一度言ってみろよ。このタコ!!」
「逆らうなら、容赦しねぇ!!」
「やっちゃえ!!2人共!!!!」
バカンッ!!
木箱の蓋が開いた。
お兄ちゃんが、言う。
「なんだ?勝手に開いたぞ!?父さんも、母さんも見たろ?」
「あぁ、なんだ?」
「変な生き物でも入れてたの?マジ最悪!!!!」
「……………臭う。臭うぞ?腐った、バナナみてぇな匂いだな?」
「………そうね?腐ってんのに、気づかないなんて。馬鹿ばかり」
神様が、私にくれた、お友達。
スパイ風の男のお人形、名前は、「ジン」
もう一体は、二本のツノを持つ、鬼の女の子、「あやめ」
「なんだ?!ロボットか?やけにリアルだな?」
パパがそう言うと、ジンを捕まえる。
「アンティークなら、高く売れそうだよ。父さん?」
「マジ?やりー!!!!」
ジンは、小さな拳銃を、2つ出し、パ
パを狙う。
「………………あやめ?こいつら、俺は、駄目だな。嫌いな人種だ。腐ってるな。片付けるぞ?いいか、あやめ?」
「…………奇遇ね?あやめも、その意見に賛成。ジン、その2人、じっくり、苦しめて、殺すのよ?あやめは、そこの、醜い豚を切り刻むから」
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