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ゲームの世界の勇者の俺が人間世界に逆転生してしまった件
ついに魔王城にたどり着き宿敵の大魔王と対峙する俺。
ここまで来るのに数々の難敵を撃破し、ついに最後の時が来た。
全てのスキルを身につけ伝説の装具で武装した勇者の俺に巨大な獣のような体躯で目が鋭く光ってて大きな口にビッシリと鋭い牙が生えてて怪獣みたいな鋭い鉤爪をしたデカイ手を向けて威嚇する大魔王オルゴスは玉座に座って不気味な笑みを溢していた。
「大魔王オルゴス覚悟しろ!貴様はもう終わりだ!」
「グルル…勇者ランス…よくぞここまで来た…我が絶対の究極魔法を受けてみるがいい」
「ふん、戯れ言はそこまでだ!行くぞ!」
──目が覚めると俺は人間世界に転生していた
──どうやら大魔王が最後に放った自爆魔法に巻き込まれて死亡したようだ
俺は人間世界に飛ばされて、ひとり都会を彷徨っていると警察とか名乗る衛兵に捕らえられ警察署とかいう詰所に連行され尋問を受けていた。
「俺はグレース王国の王子、勇者ランス=ハウエルだ!だからビザとか持ってないと言ってるだろうがっ!」
警察どもは資料を片手に首を傾げるばかりで話しが通じないのか俺の伝説の装具を没収するのと代わりにヘンテコな衣服を用意して着替えるように言った。
俺は自立支援住居なる宿屋を紹介されると明日、ハローワークなるギルドに仕事を斡旋して貰いに行くようにと言われ渋々行くことにした。
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