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『我は人など喰わんわ、失礼な小親父がっ』
「小親父!?」
あ、最後ではなかったわ。
めっちゃ普通に喋れてるわ。
てか、小親父ってな……
ドォッ!!!!
「!?」
ゴキィッ!!!!
「んぎゃぁああああ……ああ??」
鳥モドキはたあたしの腰辺りを咥えた!!
その衝撃の強さで、忘れていたギックリ腰をっ
腰がっ
「治ったぁぁぁぁっ!!」
衝撃が良かったのか、腰があるべき場所に戻り痛みがなくなった!!
なんということでしょう!!
「いやっほぉぉおおいっ!!!!」
『煩いぞ!!小親父!!』
……………………。
おん?
え?あたし今誰と喋ってる?
こんな空中で誰と交信してる?
??
鳥モドキはあたしを咥えたまま大空を優雅に飛ぶ。
思いの外それが気持ちいい……。
って、違ぁぁぁぁぁうっ!!
「……鳥?」
『鳥ではないわっ。さっきから本当に失礼で煩い奴だっ』
「喋ったぁあああっ!?」
『遅い!!』
「あっ、すみません」
ツッコまれた!!
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