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『お前に指図される覚えはないわ』 「お前っ!?って、ああああっ!?ひでじっ!!」 「「「「ひでじっ??」」」」 敵をなぎ払う前にあたしがフィルさんからなぎ払われた‼ マツリ地面に激突‼ 22のダメージをくらった!! おぐぅ……せっかく治ってたぎっくり腰が再発しそうだ……。 「フィルさんこの野郎!!」 『ここまで連れてきてやったんだ、ありがたく思え』 「それは……」 まさしく!! 「そうだな!!ありがとう!!」 素直に礼を言う。 行く宛も帰る宛もないあたしに、このパーティーはありがたすぎる。 しばらく帰る方法が見つかるまでヘバリついとこう。 うん。 『礼を言えるではないか』 「うむ。あたしは素直だか……」 “ウィンディーラ!!” !!?? ここでフィルさんが必殺技を発動‼ いやいや、あたし喋ってる最中!! 物凄い風が敵をなぎ払う。 あたしは地面に伏せてる状態だったからそれに巻き込まれずにすんだが……。 あたしもなぎ払おうとしなかったか……? フィルさんを見れば、視線を逸らされた。 !!?? 敵が一掃され、どこからともなくファンファーレ流れる。 ほっ本当に鳴るんだな、ファンファーレ!! それに合わせて、王子一行がポーズをとる。 おっおっおっ!! あたしもそれしたいっ!! なんて思ってたら更に騒がしい音が鳴って…… どぅえーーっ!!?? あたしレベルupしたぁあああああっ!!??
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