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ふふふふふふふふふ。
ふわーっはっはっはっはっ!!
ガラガラガラガラ~。
ふはははははっ!!
マツリは最強の移動手段を手に入れた!!
ガラガラガラガラ~。
「ねぇお母さん。あのお姉ちゃんなんでお外でアレ引いてるの?うるさいよねぇ」
おぐぅっっ!!
マツリ、痛恨の一撃!!
確かにうるさい……。
周りの視線もうるさい……。
「こらっ見てはダメだって言ってるでしょ!!」
スタスタとまたもや、さっきの母子が横を通り過ぎて行く。
ねぇ君達よ、何故あたしの側にいる?
ハッ!?監視……!?
監……
ガラガラガラガラ~。
うるさいなっ!?
いやいやいや、カートは悪くない、悪くないのだ。
全てはこのあたしの腰がっっ悪いのだ。
許せ、カートよ。
そうあたしはあのスーパーのカートを押して歩いていた。
二リットルのジュースを3本にお菓子にカップラーメなどを大量に買った。
これで二千円を越えないって!!
っって違う。
ギックリ腰のあたしがそんな荷物を持って帰れるハズもなく、どーするか悩んでたら、これまたおばちゃんが
『店長には言ってあるから、このカートに乗せて押して帰りなさい』
と言ってくれたのだ。
あのスーパーの人達マジ天使。
あたしはずっとこのスーパーに通うことを今日、誓ったね。
きちんと返すことを約束して、スーパーを出たあたしはこのままゲーム屋に突撃じゃあっと意気込んだその時……。
「…………」
「…………」
マツリの前に薄情な幼なじみが現れた‼
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