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いつの間にか空はどんより曇り空。 いつ雨が降ってもおかしくない状況でーー。 あたし達はカートを挟んで互いの正面に立つ。 見つめあうこと数秒。 バッとイオリが何かを掲げた。 「そっ、それはっ!!」 我が命と言っても過言ではない!! ファイナル・クエスト10!! 「ついでだ!!お前の分も買ってきてやったぞ!!」 「神よっ!!」 ここにアイドル顔のGODLESSが居たっっ‼ 「薄情なんて言ってすみませんでした!!」 ギックリ腰のせいで頭は下げられないから、誠心誠意声で詫びる。 「うむ!!敬え!!崇め奉れっ!!」 「それはやだ!!」 「アホか!!」 「お菓子もジュースも夜食もバッチリだ」 あたしは買い物袋を見せる。 「「…………」」 うむ、と二人で頷く。 「よし!!帰るぞ!!付いて来い愚民よ!!」 「誰が愚民だ!!が、帰るのは賛成だ!!」 あたしは今一番の速さで家へ向かうのだった。 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ 「うるさいなっ!!」 神からツッコミが入った!!
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