ディスレクシア

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ノーナのクラスーーー 国語の授業が行われていた。 「次レクシアさん!」 教師がレクシアを指名する。 「は、はいえぇと、あ……が……」 「うぷぷ……」 ほぼ全員が笑いを堪えている。 彼女はなんと字が読めないのだ。 ノーナもまた笑っていた。 (おかしいよこいつ……しかししかしノーナはこいつよりまだ優秀だなだってだってその子字も読めないもん!) そしてチャイムが鳴った。 「本当に駄目なやつだな。スイーツ語ちゃんと勉強しなさい!」 「はぁい」 レクシアは間延びした返事をした。
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