第三話

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第三話

 俺は平日の朝早くから、学校の神社に訪れていた。  十一月の早朝はもう十分に空気が冷たくて、鼻頭と耳の頂点からはもう感覚が失われている。代わりにネックウォーマーを下げて見える頬はほのかに赤く染まっていた。  賽銭箱に余っていた小銭を投げ入れて、かじかんだ指先を律儀に合わせる。  この神社には先日ヤオタミと呼ばれていた神様がいるらしく、彼は恋愛成就、身体安全の神様だと聞いた。 (別にそんな本気に思ってるわけじゃないけど、種族的に無理なのも分かってますけど…咲希と、両思いになれたら嬉しいです!)  こんなにも正直じゃない願いの仕方があるか、と我ながら思った。そもそも自分の恋愛を神様に頼むこと自体が間違っているのではないかとも考えてしまう。けれど自分が好ましく思っている人は他人を気にかけるような性格はしていないし、そもそも種族が違う。だからこうするしかないのだと誰に説明するでもない言い訳を作って、俺は目を開けた。 「よろしい!あなたの願いを叶えて差し上げましょう!」  すると、目の前の賽銭箱の奥から布を纏わせた顔が突き出された。同時に鈴の音が鳴らされて、聞き覚えと同時に衝撃を覚える。 「うわっ」  俺は虫でも見たような顔で後ずさる。「反応が薄いですねぇ、驚かし甲斐がない」とヤオタミは残念がったけれど、内心ではかなり驚いていた。心臓がバクバクと痛いくらいに動いている。 「なんちゅうところから現れてるんですか」 「普通はもっと本物の神が現れたことに驚くんですがねぇ」 「だって普段から堕天使見てるんで…」 「それもそうですか」 「それよりも!本当ですか願いを叶えてくれるって!」  俺は食い入る勢いでヤオタミの肩を掴んだ。 「都合の良いところにばかり食いつきますね貴方」  「とりあえず落ち着きなさい」ヤオタミはそう言って俺を社の石階段に座らせると、居住まいを正して、秘密基地の場所を打ち明けるみたいに言った。 「本当ですよ、私は縁結びの神でもあるので」  その言葉に俺は心の中で歓喜する。けれど理性が現実的な問題を突き付けてきたので、一応それを尋ねることにした。 「でも種族はどうすんですか?人間と天使でも縁を結んでもいいんですか?それに、天使との記憶は一ヶ月で消えるって…」 「問題ありません。貴方に天使との記憶を忘れないようにする印を付け、死後、天使になればいいだけです。私が掛け合いましょう」 「マジで!?」  ヤオタミは至極簡単に言ってのけた。 「えぇ。天使になる権利は、基本的に生前の行いが良ければ誰でも与えられますから。あとは神が指名すればその神の天使として仕えることができるようになります。」  俺は興奮で胸の中がギュッと締め付けられた。自分も咲希と同じ天使になることができる。その事実がただひたすらに嬉しくて、心臓の熱が全身へと伝播していった。  すると、ヤオタミは腕を組んで人差し指を立てた。 「その代わりに、一つ条件がありまして」  なんですかとネックウォーマーを外しながら俺が尋ねる。  ヤオタミは、言葉に質量を乗せて放った。 「あの子を天使に戻してほしいのです」  ネックウォーマーを剥がした首元が急にヒヤリとした。それは空気が冷たかったから、というだけではない感覚だった。  咲希を天使に戻す?どうやって?なぜ俺に?そもそも人間の俺が干渉できる問題なのだろうか?  頭から洪水のように質問が湧いて出てくる俺に、ヤオタミは「少し説明が必要ですね」と言って語り始めた。 「天使の仕事は神からご利益を貰い、それを使って人間を少しだけ幸せに近付けることです。それには慈悲の心…まぁ簡単に言えば、誰かを助けたいという感情を持っていなければなりません。しかしあの子はその感情をめっきり無くしてしまった、というより、とある事件のせいで感情に蓋をしてしまいましてね」  「それで天使の仕事を休み、他の天使が忙しくしているのですから、ほとほと困っているのですよ」それまで真面目な口調で語っていたのに、その言葉はまるでお伽噺(とぎばなし)を締め括るようにポップだった。  俺は丁寧な説明の中で一箇所だけぼかしたところに触れようとした。 「その事件って…」  すると途端に風が吹き付けた。ヤオタミの布がバタバタと揺れて、目が見えそうなところまでめくれ上がる。 「人の墓穴を掘るのは野暮ですよ」  横に伸びる唇の前には、細長い人差し指が立てられていた。ヤオタミは、その事件について少しも語るつもりがないらしい。 「ともかく、引き受けてくれるね?」  そう問うて、布越しに俺を見る。  俺が咲希を天使に戻す代わりに、ヤオタミが俺を死後に天使にする。俺はその内容を反芻してから、堂々とした笑みで答えを出した。 「もちろん。元々そのつもりだったんで」 「ほう?」  どういうことですかと言った調子でヤオタミが聞いてくるので、俺は自分が咲希に「白と黒以外の感情」を引きずり出してやると宣言したことを説明した。  するとヤオタミはイタズラを思い付いた子供みたいな笑みを浮かべて、「ではこんなのはいかがですか」と俺にアドバイスをした。それに俺が「えー?いいんすかそんなことして」と心配そうな反応をすると、「あくまで一つの案ですよ」と彼は笑った。  ともかく、俺はこうして神様と取引をした。スマホで時間を確認すると、もうかなりの時間が経っている。そろそろ行かなければ部活の朝練に遅れてしまうと思った俺はヤオタミに挨拶をして鳥居へと向かった。 「あ、そうそう。この取引の内容は、決してあの子に言ってはいけませんよ?」  俺の後ろ姿にヤオタミが思い出したように声をかける。俺が「え?なんでっすか?」と振り返ると、ヤオタミは含み笑いをした。 「このことを知ったら、絶対に反対するでしょうから。ああ見えてあの子は、なかなか貴方のことを気に入っているようなのでね」  俺はまた少しだけ体温が上がったような気がした。ヤオタミは咲希の元上司だと聞いているし、その言葉は信用してもいいのだろうか。 「誰が誰を気に入ってるって?」  突然に背後から咲希の声がした。「うあああ!!」と化け物が現れたみたいな反応をして、俺は咄嗟にヤオタミを盾にする。 「な、なんでここに!?」 「元上司の神社を参拝しちゃいけないのかよ。おら、とっとと部活行け」  咲希には前に部活の朝練がきついと愚痴を言ったことがある。俺がサッカー部のジャージを着ていたから、朝練前だと判断したのだろう。 「差別だー!除け者にするだなんてー!」 「いいからとっとと行け、遅刻すんぞ」  俺はヤオタミと咲希の会話を聞いてみたかったのだが、咲希の言う通りそろそろ本当に遅刻してしまうところだったので、渋々ながらも神社を後にした。  ヤオタミは俺の後ろ姿を見送ると、咲希に話しかけた。 「それで?休職していると言うのに、わざわざ元上司の元に何のご用ですか?」  咲希は近くに飾られている絵馬の数々を見る。それらにはヤオタミが縁結びの神様であることを示唆する願い事が書かれていた。 「単刀直入に聞く」  視線を戻して、咲希はヤオタミの顔を真っ直ぐと見据えた。 「お前、私とアイツの縁を結んだな?何が目的だ」  ヤオタミの口角がにんまりと広がる。  思えば最初から不自然だった。普段はがらんとしているショピングモールの駐車場が満車だったのも、わざとらしく風が吹いて俺が屋上から落ちそうになったのも、母親が迎えに来るのが遅かったのも。  全て、ヤオタミの差し金だったのだ。  彼は飄々とした態度で言った。 「目的だなんて人聞きの悪い。部下のリハビリを援助するなんて、良い上司だとは思いませんか?」 「余計なお世話だ。天使が人間と深く関わるのはダメなんじゃないのか?」  それはお前が散々言ってきたルールだろうと言った風に咲希が言う。するとヤオタミは「今更では?」と言って、不敵な笑みで咲希を見た。 「貴方は少し前に、自分から人間に関わったではないですか」 「!」  咲希は天啓を受けたかのように息を飲んだ。 「……知ってたのか」 「もちろんです。部下の仕事中の動向はきちんと把握していますよ」  彼女の頭に、とある人間の姿が蘇る。その姿はもうほとんど忘れてしまって判然としなかったけれど、彼の発した言葉だけは妙に頭に残っていた。 「そうそう。あの子との縁は既にもう一つ結んでいるのでるですよ」 「必要ない」 「必要ですとも。あの子は、貴方が天使に返り咲くキーマンになれるでしょうからね」  得意げな流し目をこちらに投げるヤオタミを見て、咲希は言っても意味がないだろうなと諦めて文句を飲み込んだ。 「…で、どんな縁を結んだんだ?」  ヤオタミは、まるで咲希に嫌がらせをするみたいにもったいぶった。 「それは登校してみれば分かることですよ」  * * *  ヤオタミは、咲希にとって最も厄介な形で俺との縁を結んだらしかった。  ウチの学校で毎年開催される文化祭。俺たちのクラスはそこで劇を披露することになった。黒板には総勢十数人の役名が書き出され、その中には「天使」という役名も含まれている。  俺はそれを見た時、これしかないとい勢いで咲希の名を挙げた。咲希は学校中から天使のレッテルを貼られているため、その提案は本人がぼーっとしている間にとんとん拍子で決定された。ちなみに俺は「天使」に振られる哀れなクラスメイトBだ。 (これが縁か…)  咲希は配られた台本を読みながらそう思った。  彼女に与えられた「天使」という役は、一言で言うならば彼女から最も遠いキャラクターだ。笑顔が可愛らしくて道端の花にも慈しみを振り撒く優しさを持っており、台本でも特別に周りから愛されている。そんな彼女が最も関わるのは、ことあるごとに彼女の元へ走ってくる健気なクラスメイトBであった。 「セリフ覚えられるかな…」  ため息混じりに咲希が呟くと、前の席に座っていた女子がそれに勢いよく反応した。 「なら私が練習に付き合おうか!?」 「え、いいの?」 「うん!全っっ然付き合う!!」 「え!じゃあ私も!私クラスメイトBやる!」  斜め前にいた女子もその場で挙手をした。 「私も!」 「俺も!」 「私も!」 「え、えぇ?」  咲希が動揺している間に続々と手が上がっていく。最終的には役者だけでなくクラスメイトのほとんどが放課後に残って練習に付き合うことになっていた。いつもは施錠されてがらんとしている教室が、今はたくさんの生徒で埋め尽くされ活気に満ち溢れている。  教室内では大雑把に二つのグループが形成されていた。咲希を中心に人数を蓄えた役者グループと、そうでない傍観者チームだ。後者は咲希が演技をしているところを見たいがために集まっている。 「『いいの?ありがとう!』」  咲希が台本を片手に眩しい笑顔を作ると、クラス中がそれを可愛いともてはやした。発狂する者、鼻血を出す者、昇天しかける者など、反応はそれぞれ異なっていたが、総じて「天使」の虜になっているのは間違いなかった。  普段は窓辺で独り黄昏れていた咲希が、今や全てのクラスメイトに受け入れられて笑顔に囲まれている。それは彼女の友人ならば喜ばしいことのはずだ。  けれど俺は、どうにもその光景が気に食わなかった。 「ねぇ、ちょっと白鳥さん借りていい?セリフ読み付き合ってほしくてさ」  俺はクラス用に咲希を苗字で呼んで、彼女を隣の教室に連れ出した。事前に練習用に借りていた教室は鍵を開けると冷め切っていて、二人で練習をするには奇妙にしんみりとしていた。  俺は振り返っていつも通りに振る舞った。 「ね、言ったでしょ、笑えばモテるって」  咲希は迷惑そうに台本を机に放った。 「求めてないよ、第一、天使が目立ってすんだって話だ」 「ハマり役だしいいんじゃね?」  俺が教卓前の席に座り、追って彼女が隣の席に座る。 「良くない、おかげで放課後も学校にいなきゃいけなくなったんだぞ、一服も落ち落ちできやしねぇって」 「すまん、ハマり役って言ったの撤回するわ」 「まぁ堕天使だしな」 「だな」  台本を開いていると、向かいの咲希が気になることを呟いた。 「というかそもそも、こんなに人間と関わったことねぇって」 「え、うそ、てっきりめちゃくちゃはベラしてるもんだと…」  俺は目をまん丸にして咲希を見た。彼女の立ち回りはあまりに男を弄ぶことに手慣れている。今まで何人もの男性を口説いては適当に捨てているのだと思っていたが、意外とウブなのか。 「ねぇよ、関わったのはお前が二人目だ。大人数なんて天界でもあんま体験したことねぇ」 「ふーん」  二人目。その言葉が妙に耳の中で引っかかって、聞き流せなくなった。だって二人目がいるということは、つまり一人目がいるということだろう。 「誰?」 「さぁ」 「誤魔化すな」 「いや、本当に分からないんだ。喋ったのはほんの少しだし、いかんせん十年くらい経ってるからな。もう顔もよく思い出せない」 「でも覚えてるんだろ?何か印象的だったんじゃないのか?」 「……」  考え込む天使。  『優しいな』そう笑う彼の笑顔を思い出す。少し経って、 「さぁ、覚えてねぇよ」  と答える。  その顔を見て、主人公は嫉妬だのなんなだのが消え去った。その顔は、悔しがっている顔に見えた。自分の薄情さを恨んでいるとも見えた。  クラスメイトに天使を貸してほしいと言われて、自分のクラスに帰ってくる。天使は離れた場所で演技をしている。実際に天使なのだから当たり前なのだが、その姿は本当に天使そのものだった。  隣のクラスメイトが言う。 「全部の苦しいことを容易く捌いて、何も思わずに生きてきたんだろうな」  主人公は違うと思った。  彼女は知らないふりをしているだけだ。現実からも、過去の苦しいことからも、ずっと顔を背けているだけ。神様が言っていた。天使は過去に事件を起こしたことがあると。それは一体___  ___彼女は、どんな罪を犯したのだろうか。そして主人公はそれを理由を知ったとして、天使を嫌いになれるのだろうか。  それがすごく、気になった。  その物憂げな様子の主人公を見ていた同じクラスの男子にこっそり呼ばれて、隣のクラス秘密の密会をする。隣のクラスにはいつの間にかクラスの男子全員が揃っていた。 「お前、どう思ってんだ」 「どうって?天使さんのことだよ!お前が今のところ一番仲良いだろ!好きなのか!」 「どうなんだ!」  詰め寄られる。「どうだっていいだろ」無理やり切り上げようと立ち上がると、肩を組んでその場に座らせられた。 「いーや良くねぇ!お前の問題は俺たちの問題だ!」 「はぁ?」  周りの男子も頷く。 「◯◯、お前は良い奴だ!何っ回も俺たちのことを助けてくれた!この中にもお前に助けられたやつは多いはずだ!そうだろう野郎ども!」 「おう!!」全員が雄々しく頷く。外で女子が何事と覗き込んでいた。 「学級委員長としてクラスの決め事をとっとと決めてくれたり、赤点がやばい時は根気強く分かりやすく教えてくれたり、好きな子との距離を大いに縮めてくれる手伝いをしてくれたり。俺たちは、本気でお前の恋を応援したいんだよ!どうなんだ!」 「……おぅ、その…好きだよ」 「オッケー任せろ!!うぉおおお!!」  周りだけがうるさい。 「あーあーうるせえうるせえ!!」  女子が外でうるさ!ってなる。 「主人公任せろ!俺たちが全力でお前と天使さんをくっつけてやる!」  こうしてクラスメイトの半数の協力を得ることになった主人公。  いろんなところで露骨に協力されるようになった。舞台のセットを準備する時は役者だからと二人だけで先に練習するように言ったり、やたらと二人のシーンを練習させたり、二人のボディタッチの動きを入れたり。それにいちいちドキマギする主人公。そしてお節介だと思う。  そうして、本番前夜。昼間は皆に囲まれて茶化され、夜になると妙にしんみりと肌寒い屋上で天使に茶化された。 「昼間のあれなに?私とお前をくっつけようとしてんの?」  ぎくり!天使にはバレバレだった。 「やっぱり。お前がいちいち戸惑うから違うかもと思ったが、お前の企みか」 「ちげえ!あれはあいつらが勝手に__」 「殊勝な連携じゃないか、泣けてくるぜ」 「___私とお前は、絶対に結ばれないのに」  止まる主人公。 「それは…種族が違うから?」  天使が主人公のことを見る。自分の顔はまるで、そうだと言ってくれ、好きじゃないから絶対に結ばれないだなんて言わないでくれ、という顔をしていただろう。  その顔を天使は鼻で笑う。 「そうだって言ってほしいの?」  天使とは名ばかりで、その顔はまるで小悪魔のような意地悪さがあった。  顔を赤くする主人公。 「クックック、そこは否定しろよ。まぁ、種族なんて死後になればいくらでも変えられるからな」  それは神様から聞いたこともあった。 「例えば人間が天使になったりした前例はあるのか?」 「あるけど、お前がそうなることはないよ。私が止めるからね」 「は?なんで」 「なんでって…前に言わなかったか?天使は地獄みたいな仕事をするんだぞ」 「だからなんだよ」 「はぁ…話が通じないな」  天使は趣向を変えて言った。 「お前は前に言ったな、『いろんなことを知って、いろんなことに気付いて、「白と黒以外の感情」を知ってい方が人生は楽しい』と」  天使は言った。 「昔、同じようなセリフを吐いた天使がいた。ソイツは今、空で生きる術を失い地面で消滅を待つばかりだ。空でしか生きられないのに、空に帰る翼を失って、自暴自棄になって人間の男をはべらせている。真っ直ぐで良い奴のお前には…そんな末路を辿ってほしくない」  そう言って天使は去っていく。  言い逃げだ。だからこそずるい。天使の発言に色々と感情を巡らせていたのに、最後のセリフに全てを持って行かれた。真っ赤に熱を持った顔が、悔しさで力んでいる。  自分もまた、クラスの人間と同じように天使の内面を知らなかった。そこに秘められた感情を知ったつもりになって、全然知っていなかった。今まで、天使は自分のことを大して気に留めていないのだと思っていた。今の状況は神様によって授けられた奇跡と、彼女の完全な気まぐれ。だと思っていたのに…。 『真っ直ぐで良い奴のお前には…そんな末路を辿ってほしくない』  リピートされる。  感情の整理がつかないままその晩を過ごして、朝になって登校する。どれだけ理屈をこねくり回しても、とても正常な思考ではいられない。白でも黒でもない感情だ。  あぁ、もう誤魔化しきれない。どんなに自分に暗示をかけても、心臓の高鳴りは自分でも恥ずかしくなるくらいに純粋だ。  本番の劇中で天使と対面する。  あぁ、好きだ。
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