覚書

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覚書

エッセイ、なんて洒落たモノは書けん。 あたしが書けそうなのは いや、綴れるなら…そう、覚書。 仕事のときもやっていた。 自分のための頭の整理。 仕事の時は出来なかったが 過程を人に曝すという覚悟。 ハードルは低くていい。 ゆっくり歩いてまたげる程度で。 あたしの決意表明に彼は 身体も辛く忙しいだろうに 最初に 思うままに書いて欲しいなぁ と言ってくれた。 あたしのとっ散らかった脳みそそのまんまに あたしが綴る覚書はどんどん増えていった。 出せるように、なったんだ。自分を。 すこしずつ、だけど。 背中を、押してもらって。
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