おされた 背中

なまぬるいペディア

この企画が令草さんの提案でできたものだということは、後から気付いた。

ただ、翼覆嫗煦　というテーマを見て
ただ書きたくなって、書いた。
一気に、書いた。

ユウさんのスタイルの、最後に書が載るスタイルに憧れがあったのはあたしの奥底に在った事実なんだと思う。
意識してはいなかったけど最終的に、章の最後に自分で撮ってきた写真を載せ、最後の最後にキーワードを書き入れるスタイルに落ち着いた。

それが選んでもらえて、あたしが大事にしたいと想う言葉を、ユウさんの書で書いていただけた。

間違いなく、あたしの人生を変えた。

言葉のチカラを、改めて考え、感じる
そのきっかけであったから。
自分がどうやって生きていきたいかを
自分の言葉で考えた、多分初めての経験だったから。
そして、感じたことを書きたい、という衝動を
生まれて初めて感じるきっかけでも、あったから。

韻を踏むスタイルに自然になったのは、もしかしたらこれが最初でかつターニングポイントだったのかもしれない。
今後のあたしのあたしを伝える手法になるだろう事は、なんの違和感も無く腑に落ちた。

ああ、またしてもあたしの運命とやらを切り拓いてくれた、と
いろんなことや巡り合わせと共に
あたしは彼に感謝しかなかった。