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「あ、あの、本当に僕あなたのこと知らなくて……、えっと、あの…」
「僕、やりたいことがあって…。画家になりたいんです……。」
「……そう…。そうだったね…。やっぱりか……。」
ガブリエルの瞳は悲しみに揺れていた。
ミカサは、その表情が見たくなくて、話を変えた。
「あのさ、なんで地上に降りてきたの?何がしたかったの?」
「地上にいる''人間''っていう存在について、知りたかったから…?」
ガブリエルの返答は、ミカサにとって「天使と人間」という、この関係をはっきりさせるものだった。
何が起こるかわからない。
違う種族というのがまた、恐れを強くするのだった。
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