時を刻むコトバ

11月24日

　たった今、思い出したのだが、明日は私の誕生日である。歳ごとに、忘れていく。自分の誕生日を忘れていく。当日になっても忘れていることが多いので、今のうちに誕生日であることを記録しておく。特になにも予定してはいない。さっき、母からプレゼントをもらった。

　本日、教会でバザーがあった。母はミサの後でバザーを覗いたようだ。私は頭痛がひどくて、家で横になっていた。しばしば頭痛はあるが、ロキソニンさえあればどうにかなるので、処方してもらうことは忘れない。

　バザーでは、母はたくさんお菓子を買ってきた。クッキーやスコーン、ポルボロン（ググってください）、南蛮のお菓子。などなど。

　どうしても欲しかったのは、教会オリジナルカレンダー。どこの教会かバレてしまうので写真はないが、非売品とは思えないクオリティで、普通の書店で販売してほしい（できないから非売品）。自分たちの教会の聖堂や、ミサの最中のワンシーン、神父様たちや司教様の写真も入っている。もはやブロマイド感覚である。「ぎゃー！　神父様全員集合！！　めちゃくちゃ貴重！！」とか、「ぎゃー！　司教様入ってるとは思わなかった！！」とか叫びながら、舐めるように見た。2025年が楽しみだ。

　ちなみに、神父様がたは、教会でもなかなか親しくお話しできる存在ではない（教会員が多すぎるだけだと思う）。したがって、写真は貴重。司教様に至っては、もはや一つひとつの教会にいない存在である（司教＝教区長なのでカテドラルにいる）。ものすごく貴重。教会の写真班とカレンダー作成委員会に感謝しかない。このカレンダーのおかげで、誕生日と盆暮正月が一気に来た。

　いよいよ五十代半ばに差し掛かった。新たな年齢も、増えゆく白髪とともになんとか生きようと思う。私は髪のカラーリングはしないポリシー。早くもっと白くならないかと待っている。まだまだ頭の黒い未熟者だ。

　12月は待降節に入る。7日あたりは、とある司教様が枢機卿におなりになる（バチカンで式がある）。バチカンニュースのYouTubeで見届けようと（時差あるから録画で）、今からワクワクしている。そしてクリスマスがやってくる。クリスマスくらい、教会へ行きたい。イブのミサはネット予約が必要だからYouTubeで見るが、25日は教会へ……行けたらいいな。身体の具合次第である。

　というわけで、明日は私の誕生日。

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