飼い猫の自慢

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飼い猫の自慢

木漏れ日の中を歩く僕をみて またこうして歩けるよと笑う貴女 今まで見てきた景色が目新しく映る そう僕を抱きあげ、キスをする またここに僕を連れてきてくれて 本当にありがとう 貴女が生きているからこそ 僕はこのゆっくりとした時間を かけがえのないものにできる 雨上がりの窓から見えた 大きな大きな虹を僕にみせたくて 力が入って抱きあげられて 僕は喚いてしまった ごめんといって指差す方向に 大きな大きな大きな虹が 僕の瞳に飛び込んできた 生きていてくれてありがとう 貴女に出会えたこの奇跡に 僕は何よりも感謝しています 貴女が大好きです ずっと側に置いてね
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