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「彼は、私が造ったアンドロイド、AO-12でございます!……しかし、せっかくなので、名前を付けてあげて下さい」
「えっ……?名前を?え〜っと、え〜っと……」
頭を悩ませていると、一つの名前が思い浮かんだ。
「蒼依……」
僕は、ポツリと小声で呟いた。
「蒼依さんですか、素敵ですね……!貴方は今日から、蒼依です」
「はい、宜しくお願い致します……」
感情が無さそうな声で、彼は返事をした。
「それと……大事な事ですが、彼の感情は貴方次第ですよ……沢井くん」
「え……?」
彼の感情は、僕次第……。
でも、一体どうやって、彼と心を通わせれば良いのだろう……?
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