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どうせ子供の言うことだからすぐに心変わりするだろうっと思っていたのに、中学に入学してもたまに会うと子犬のように駆け寄ってくるひながオレは可愛くてしょうがなかった。
あくまで9個下の女の子に恋愛感情は持っていないつもりだった(そういうオレも8個上の従姉に片思いしていたが)
ひなが中学2年になった時に苛めに遭い学校も休みがちになり、食事もろくに食べれなくなったことで、ひなの親に相談されてひなに会いに行く。
ひなの部屋にいくとすっかり痩せ細り、今にも消えてしまいそうなひながそこに居た。
いくらか会話し、「学校に無理して行かなくてもいいけど、いっぱい食べて大きくなってオレの可愛いお嫁さんになってよ」と気がついたらプロポーズしていた。
弱々しく笑って頷いてくれたひなを素直に可愛いと思った。
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